■健康食品ガイド(参考資料) モリ・ダイニング・サプライ編
健康食品ブームが続いています。
何にどんな機能作用があり、人気の健康食品はどんな利用法がいいのか。
アミノ酸、黒酢、ビール酵母、アガリスクなど、その事情をさぐってみましょう。
1)アミノ酸:すばやい疲労回復で人気のサプリメント(栄養補助食品)。
体調改善、免疫力の低下予防から美容まで幅広くサポート。
アミノ酸とは、なんでしょう。
人のからだの約60%の水分を取り除いた残りの1/3がたんぱく質で、筋肉・臓器・神経・
血中ヘモクロビン・免疫抗体・ホルモン・酵素などの生理活性物質をつくっています。
そのたんぱく質を構成する最小単位が20種類のアミノ酸です。
●必須アミノ酸(体内で合成することが出来ないもの)
ロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、
フェニルアラニン、リジン、ヒスチジン。
●非必須アミノ酸(体内で合成できるもの)
グリシン、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、シスチィン、
アラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、アルギニン。
【機能・作用】
たんぱく質同化作用、肝臓疾患治療薬、筋肉機能低下抑制、筋肉疲労回復、アンモニア
解毒作用、免疫力改善、消化器官機能維持ほか
体調改善、肝機能改善、栄養改善、貧血改善、筋肉痛・肩こり・腰痛改善、保湿美容、
皮膚弾力向上など
【ご利用は・・・】
たんぱく質は、体内で合成・分解、新陳代謝が常に起こっており、1か月余りで生まれ
変わるといいます。そのため必要とするアミノ酸を毎日の食事から一定量補充します。
睡眠不足や不規則な食生活、ストレスなどからアミノ酸をとれていない場合、アミノ
酸サプリメントは消化の必要がないので、素早い吸収でエネルギー代謝・筋肉にうまく
使われるようになります。
2)黒酢:血液サラサラブームで一躍人気。
赤血球をやわらかくして、動脈硬化を防ぐ。
黒酢は、蒸した米または玄米にこうじと水をつぼに入れ1〜2年熟成させます。
その過程でたんぱく質の分解にできる栄養分が溶け、アミノ酸やミネラル豊富な褐色の
酢が生まれます。
【機能・作用】
コレステロール値低下、中性脂肪・血圧・血糖値低下、動脈硬化予防、血栓予防など。
老廃排出、肩こり、筋肉痛、更年期障害、便秘、生活習慣病予防など
【ご利用は・・・】
黒酢には、人体構成の基本となるアミノ酸や、アミノ酸が数種類連なったペプチドも
多く含まれます。酢酸、クエン酸、りんご酸、コハク酸、乳酸などの有機酸が多く、こ
れらが特有の味と香り、爽やかな酸味をつくりだし、からだへの有効な働きを促します。
成人で30ml/日が目安で、市販品には4〜5倍に水又はジュースなどで割り薄めます。
はち蜜を加えたり、果物を漬けサワードリンクに、また晩酌の肴に酢の物を添えると、
胃の粘膜を保護し二日酔いを防ぐなどの作用があるとのこと。
《酢大豆》をつくろう。黒酢で挑戦!
●作り方
大豆をビンに1/4ほど入れ、黒酢を注いで4〜5日置く。大豆がふくれるので1日に
1度上下にかきまわし、大豆がくっつくのを防ぐ。できあがった酢大豆は、やわらかく
そのまま食べられる。
※大豆にはイソフラボン(女性ホルモン様作用を持つ天然成分)があり、更年期障害・
骨粗鬆症・がん・美容に期待でき、その他レシチンは、不要なコレステロールや中性脂肪
を溶かし体外に排出します。
3)ビール酵母:ダイエットに健康に豊富な栄養と抗酸化力をもった健康食品。
必須アミノ酸とビタミンB群全種を含み食物繊維も豊富という。
酵母とは、パンや味噌、アルコールをつくる時に重要な働きをする微生物です。
歴史は古代エジプトに始まるとされますが、科学的な研究はビタミン発見以降です。
ビール酵母の最大の特徴は、その栄養価の高さです。
《ビール酵母の製造》
@ビール大麦(粒が大きく皮が薄い二条大麦)→A水と空気を与え麦芽をつくる→
B麦芽を粉にしてベンプンなどで煮て麦汁を作る→C発酵槽(麦汁)に純粋培養した
ビール酵母を入れる→D発酵を終えたビール酵母が沈殿する→Eビール酵母を洗って
乾燥仕上げる。
【機能・作用】
高血圧予防、カルシウム・マグネシウムほか、鉄・銅成分含有、滋養強壮に効果の
亜鉛・セレン、脂質代謝、食欲コントロールのクロム、話題の微量ミネラル含有、
食物繊維、細胞更新のための核酸、活性酸素予防のグルタチオン含有、肥満、高脂
血症、糖尿病など
【ご利用は・・・】
私は、ビールを飲めばいいのかと思っていたら、そうではないらしい。
最近は、ダイエット食品としても話題になっています。
ビール酵母の成分は、50%がたんぱく質(アミノ酸)、30%が食物繊維、残りの
20%がビタミン、ミネラル、核酸、ブルタチオンなどです。
4)アガリスク:知名度抜群で効能も実証されている「姫マツタケ」。
抗ガン作用から生活習慣病予防まで、自然の恵みがもたらす免疫機能強化食品。
きのこがカラダによということは日本や中国では昔から知られており、たくさんの
種類が食されてきた。その中でも特に「抗ガン作用」として注目されてきたのがアガリ
スクである。和名「姫マツタケ」は、ブラジルのサンパウロ市郊外のピエダーテ山中に
自生するものという。60年代、ブラジル移民の方から日本にないめずらしいきのこが
研究者に届き研究されるうち抗ガン作用が発見されたという次第で三重県がルーツ。
【姫マツタケの上手な飲み方】
ご家庭で姫マツタケを活用するには、煎じる方法が一般的です。1日分として、
水1.5リットルに姫マツタケ20gを火にかけ、約4分の1まで煮詰めます。
これを数回に分け食後2時間くらいの空腹時に、お茶代わりに飲むといいます。
※販売先/民間会社ですが開発元の情報提供できます。
【セールスポイント】
どんな仕事でも、休憩が大切。ここでちょっときゅうけい・・・です。
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