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 ボックスのタイトル : 当地と戦国時代ほか
 題名 : 滝川一益(休憩室)

■滋賀県甲賀郡相模出身 関東管領/滝川左近将監一益  モリ・ダイニング・サプライ編 

 

 

 

 〜〜〜〜〜

 織田信長/名古屋出身 25才 「四天王」とは、

     1)柴田勝家 ・・・筆頭家老/名古屋出身  37才

     2)丹羽長秀 ・・・織田家重臣/名古屋出身  24才

     3)木下藤吉郎 ・・・急伸の子飼/名古屋出身  23才

     4)滝川一益 ・・・鉄砲伝授/近江・甲賀出身  34才 

                                                        永禄元年(1558)/当時

        ↓

 

 

 

  当地出身・信長四天王/滝川一益(戦国武将)  大永5年(1525)〜天正14年(1586)

  一益、長篠の合戦に鉄砲使用を提案か

 

   織田信長の時代、滝川一益は近江甲賀郡の出身ながら、尾張の柴田勝家、羽柴秀吉、

  丹羽長秀、に並ぶ信長四天王の雄、得意の鉄砲で武田軍を壊滅させたのであった。

   当地は、滋賀県の南東部に位置する、古来甲賀郡といわれる偏狭の地である。

  甲賀郡、とりわけこの甲賀町出身の戦国武将には、ひときわ活躍の英明が多い。

  京都所司代/和田惟政、岡山(旧水口)城築城/中村一氏、本能寺の変時の勢多城主/山岡

  景隆、徳川家康石部の宿を救った/篠山利兵衛、甲賀武士総師/道阿弥こと山岡景友など

 

   当地甲賀(町)出身の滝川一益の比類ない先見性は、種子島に鉄砲の伝来があったおよそ

  10年後、堺でその製造が始まって素早く住み込みで製造技術を学び、3年目には鉄砲術

  をマスターして後、25歳になる信長に仕えていることである。

   信長も彼のものを見る目を買っており、桶狭間の合戦後の松平信康(徳川家康)との同

  盟の使者に、織田家中のものでもない滝川一益が遣わされていることからも読み取れる。

   天正三年(1575)、長篠の合戦があった。織田軍35000といわれ、対する騎馬軍団/武田

  勝頼軍15000の戦闘が繰り広げられた。歴史に名高い数千挺といわれる鉄砲使用の織田方

  の大勝で見事に撃滅した。世界陸戦史上初の大規模なものであった意味は大きい。

   第二次天正伊賀の乱を治めた信長は、天正十年(1582)2月3日、勝頼討伐を決心し、諸

  将の配置を定めた。駿河口から徳川家康、関東口から北条氏政、飛騨口から金森長近を

  それぞれ大将とし、信長・信忠父子は伊那口から進軍するというものである。

   さてこの時、敗軍の将勝頼を討ち取ったのが滝川一益方であり、信長は、「将監は、五十

  をこえてもなお役に立つ男よのう」と頼もしげにつぶやいたという。

  よって3月23日、上諏訪法華寺に一益を呼びよせ、恩賞を問われ信長秘蔵の珠光の小茄子

  の茶入れを所望するのであった。

 

   信長は、茶事に没入する年齢ではあるまいと前置きし、上野国と信濃国の佐久、小県

  の両郡を与え、関東管領として上野国厩橋城(現・前橋市)に入り、関八州をはじめ奥州

  まで手柄次第に切り取れ。関東管領は今は亡き上杉謙信の後を継ぐ要職なるぞと命じら

  れたのであった。

   思えば50万石に相当する大々名である。

  それに、上杉謙信の名跡を継ぐ関東管領という肩書きが気に入った。

  これで、北陸軍の総大将である宿老柴田勝家と肩を並べることができたのであった。

 

  

 〜〜〜〜〜

 織田信長、「桶狭間の合戦(1560年)」以前の話

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   一益は、15年前の鉄砲伝来に製造工業化している泉州堺の鉄砲又こと橘屋又三郎の

  家に3年間住み込み、製造法はもとより、試し射ちに重点をおいて修練を終えていた。

   永禄元年(1558)一益34歳、勝家37歳、秀吉23歳、信長は九つ年下の25歳であった。

  当地出身の滝川一益が、当時の先端技術であった鉄砲にいち早く着目し、その活躍の場

  を縁戚の流れを汲む池田恒利の紹介により、将来ある織田家に仕官をしたワケである。

   戦国期の日本最先端地は大内氏が支配した博多と門閥会合衆36人が支配した泉州堺

  の2つあり、津田宗及が父宗達から引き継いだ堺は、日本最大の自由貿易都市であった。

  近江出身と言われる堺のニューリーダー今井宗久が後に信長を支えたは有名である。

   風雲急を告げる桶狭間の合戦(1560)で織田信長の名を全国に知らしめる2年前のこと、

  信長が後に将軍義昭から副将軍を断って大津と“堺”を直轄地にしたワケがここにあった。

 

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