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■茶室に行ってみよう。 ※茶の湯はじむ(T)は、⇒こちらへ ・・・モリ・ダイニング・サプライ編

 

   お茶室に行く前に(その2)

    お茶室は、日々の暮らしからかけ離れた・・・別世界だ。

    その前にお茶室のこと、簡単に知っておこう。

 

 ●お茶室/茶の湯をおこなうための部屋が茶室だよね。茶の湯が始まった500年前のころ

     の室町時代にはまだ、茶室なんかなくて部屋の一部をびょうぶなどで囲って茶

     を点てていたので、囲いとか座敷とか数奇屋などといわれていたものです。

     いまでは他の建物から独立して、茶席や水屋、待合など茶の湯の設備がととの

     った建物や庭などふくめて茶室といいます。

     茶室にはよく○○庵とか○○亭などの名前がついていることがあります。

     ※水屋は、茶室に附属した茶事、茶会。けいこなどの準備をする通常板の間。

 

  《お茶室の風景》

   お茶室に行く前に「寄りつき」によります。通常切り妻の小さな館で客同士が待ち合

  わせたり、たびをはきかえたりするところで、ここで露地ぞうりにはきかえて、外腰

  かけに掛けて待ちます。

  茶室のある庭を露地といい、寄りつきを外露地、茶室を内露地、その間に中門がある。

   さあ、露地ぞうりにかえ、飛び石の上を歩いて中門から内露地の茶室にゆこう。  

 

 ●内露地/中門をくぐると内露地にはいる。内露地は、まわりに大きな木の茂みに囲まれ

     外露地から一層閑静なお茶室の風情がただよい別世界を感じさせてくれる。

     内露地にも亭主のあんないを待つ待合いがあり、内腰かけがあり、となりに

     砂せっちんがある。

     ※砂せっちん/トイレだけど、実際には使ってはいけないのだ。風情、風情。

 

 《内露地の石つくり》

  灯籠、つくばい、手蜀石、湯桶石、前石、・・・飛び石、延べ段 ・・・関守石(止め石)。

  ※関守石/飛び石を歩き詰めると石の上にシュロくくりの小石があれば、先に入って

       いけないのよ。

 

 《つくばい水の効用》

  1)つくばいの前でかがみ、ハンカチを出す。→2)右手でしゃく水の半分を左手に

  かける。→3)しゃくを持ち替え、右手にかける。→4)右手でもう一度水を汲む。

  →5)半分の水を左手に受け、口をすすぐ。→6)しゃくを立て残り水を枝に流し

  清める。

 

 茶室に入る

  くつぬぎ石に草履を脱ぎ、にじり口から茶室にはいる。天窓や下地窓、連子窓の明り

 取りがあり、茶室の広さは、四畳半とか三畳とか、畳の数であらわしている。

 四畳半以下を小間、以上を広間といい、小間は茶の湯を簡素化したわび茶、広間は格式

 ある茶の湯がおこなわれる。

 ※にじり口は、茶室独特の入り口で高さ65、間口60cmすわったままひざを押し付け入る。

 

 《茶室の畳》

  茶室の畳には、またそれぞれに名前がついている。亭主の右側に客がすわるのを本勝

 手といい、左に座るのを逆勝手という。四畳半本勝手の真ん中に炉のある場合、にじり

 口から踏込畳、客畳、貴人畳、点前畳(道具畳)といい、真ん中を炉畳。炉のない風炉な

 ら、踏込畳[半畳]、通い畳、客畳、貴人畳、点前畳(道具畳)の順に名がある。

 ※八畳本勝手(炉)の場合、通い畳、客畳がそれぞれ二枚増える。

 

 《正午の茶事》

  茶の湯で、正式にお客さまをもてなすことが茶事です。濃茶をおいしく飲んでいただ

 くことだ。お茶だけでなく懐石料理がだされることなど茶会とは違う。

 時刻によって、正午の茶事とか、暁の茶事、飯後の茶事、朝茶、夜ばなしなどある。

 1)寄りつき・待合い→2)席入り→3)拝見→4)懐石→5)初炭→6)主菓子→

 7)仲立ち→8)濃茶→9)後炭→10)薄茶→11)退席

 

  ●茶事七式/正午の茶事、暁の茶事、飯後の茶事、朝茶事、夜咄の茶事、跡見の茶事、

       臨時の茶事の七つを、それぞれおもむきが異なり特に名づけられている。

 

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懐石料理

  濃茶をおいしくいただくための軽い食事を、茶事では懐石料理といいます。

 濃茶は胃への刺激が強いから、かるくお腹を満たしておこうというものです。

 ※折敷(おしき)/脚のない平たいお膳盆のうえにのせる。

 ※利休ばし/両はしが使える杉のはしを添える。

 

  ●一汁一菜/ごはん、汁もの、向付(一菜)。

  ●一汁三菜/ごはん、汁もの、向付(一菜)、煮もの(二菜)、焼きもの(三菜)。

        そのあとに、はし洗い(小吸い物)、八寸(酒の肴で、海の物と山の物)、

        香の物(つけもの)がでる。銚子、杯、強肴/しいざかな(和え物か酢の物)も

                                              

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茶の湯のお菓子

  茶会でだされるお菓子には、季節を感じさせる四季折々のものであることが大切です。 

 日本の主菓子(生菓子)や干菓子には、季節感ただよう目と舌で味わう伝統芸術品です。

 

 《主菓子》

  ねりきり/白あんにつなぎ(関東)、山いものあん(関西)、を使い色付け形にする。

  こなし/こしあんに小麦粉をまぜ、蒸しこなす。

  きんとん/うらごしあんをつかう。

  くずがし/くずの根からとったデンプンでつくる。

  ようかん/あんを寒天などで練り固める。

  ういろう/米粉を砂糖で練り固める。

  ぎゅうひ/蒸した白玉粉に砂糖、水あめを練り固める。

 

 《干菓子》

  らくがん/砂糖や米、豆の粉などをまぜかためた干し菓子。

  有平糖/あめに色を付けいろいろなカタチし細工したもの。

  錦玉/寒天と砂糖をにつめかためる。

  コンペイ糖/砂糖菓子。

 

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茶花を山野草でめでる

  茶席に飾る花は、おもに山野草が使われる。しかも、できるだけ自然を表現するよ

 うにこころがけることだ。咲いてる花よりも、つぼみや開きかけの花がよいとされて

 いる。

 

   ●花の種類/ムシカリ、キブシ、ツバキ、ヤマブキ、スイセン、桔梗、ミズヒキ

         アマチャ、ムクゲ、オカトラノオ、ホタルブクロ、ショウブ、

          クマガイソウなど

    ※もちいられない花/ヒガンバナ、シキミ、ダリア、ケイトウ、ばらなど

   ●花器/竹、しょうたん、かご、やきもの、金物など

 

 

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《茶の湯の歴史》

  お茶の原産地は、中国南部からインドである。日本には、12世紀、栄西という臨済僧

 が中国から伝えたとされる。庶民のお茶が格式を重んじる武家に広まり、茶の湯を完成

 させたのが千利休である。やがて秀吉と対立し子にも連座のかげりを見せ、利休七哲の

 蒲生氏郷が子の少庵を保護し、わびに徹した孫の千宋旦が利休の茶を普及させた。

  その子、次男が武者小路千家、三男が表千家、四男が裏千家となって伝わっている。

 その他、大名の茶の流れを汲む古田織部の織部流、小堀遠州の遠州流、珠光の奈良流、

 紹鴎の堺流、宋旦流、石州流などさまざまある。

 

 ●利休七哲/千利休の高弟、蒲生氏郷・高山右近・細川忠興(三斎)・芝山監物・

        瀬田掃部・牧村兵部・古田織部の総称 織田有楽斎、荒木村重を加える説もある。

 

 

利休七則

  ある時、弟子のひとりから茶の心を尋ねられ、「茶は服のよきように点て、炭は

 湯の沸くように置き、花は野にあるように、夏は涼しく冬は暖かく、時は早めにあり、

 降らずとも雨の用意と相客にこころすることだ」と答えた。

  弟子はそんなことなら既に承知していますというと、「これがしっかりとできたなら、

 私はあなたの弟子になりましょう」と応えたといいます。

  利休七則、いま一度、茶の湯のこころに学んでみましょう。

 

 

 

セールスポイント

極めることはやさしくうつるが、極める中身はそのひとの器にかかるということだ。

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