■国立大学法人 鳥取大学:知を実践する大学を目指して

2009.11.07(土)本学正門前より
鳥取大学といえば知る人ぞ知る、砂漠緑化の研究家・鳥取大学名誉教授遠山正瑛教授がおられた
大学である。2004年2月27日、97歳で亡くなられるや中国人民日報社が3月1日付けにて異例の扱いで
故人となられた遠山教授の経歴と功績を称え、社説を掲げたというからその偉業の程がしのばれます。
先年、300万本といわれる緑化事業に携われた内蒙古恩格貝で故・遠山教授の銅像が建てられた。
恐らく中国で銅像が建てられている日本人は、遠山教授以外にはいないだろう。
わたしたち日本人にはほとんど知られていないところでこんな活躍をされておられた方がおられること
こそ、いま、忘れかけている日本と日本人の誇りを改めて目覚めさせてくれています。
※参照サイトは、⇒こちらへ
【鑑真和上来日由来】
鑑真(687−763)は中国の楊州の人でしたが、14歳の時、父に連れられ寺に行き、仏像を見て心動かされ
父に願い僧になったということです。唐の都、長安に行って勉強した上、故郷に戻って仏の教えを説いて
いました。当時の日本の朝廷は、広まりつつある日本仏教にほんとうの教えを説く人材に苦しみ、栄叡(よう
えい)と普照を遣わし来日を要請しました。以来鑑真は正しい戒律を広めるため日本行きを決意しました。
ところがこの日本行きには困難を極め、753年、日本の遣唐船にてようやく来日を果たし、こころざしをたてて
から12年もたっていました。仏像、仏具、経典、工芸品、書画など学問・宗教上に大きな貢献を果たしました。
今も形となって残っているのが立派な鴟尾(しび)をいただく有名な奈良の唐招提寺です。
【鳥インフルエンザ】
鳥取大学は2007年11月12日、京都産業大学と鳥インフルエンザ研究に関する学術交流協定を結んだ。
両大学は鳥インフルエンザの研究施設を備えており、今後、共同研究の推進など連携を深めるという。
鳥取大学の鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターは、ベトナムで長崎大が設置した拠点で東南アジア
における鳥インフルエンザ撲滅に向けた共同研究を行っており、さらに人的、経済的な連携を深めるために
協定を結んだ。今後は、ベトナムでの研究の推進に加え、琵琶湖に飛来する渡り鳥の調査も共同して行う。
現在、鳥インフルエンザに関する研究者は少なく調査研究を効率的に行えるという。
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教育・研究理念に「知と実践の融合」を掲げる(各学部・各学科)
●農学部(Faculty of Agriculture)
豊な人間性と英知をもって環境・食糧問題を科学する
★生物資源環境学科 ★獣医学科

鳥取大学農学部は、その前進を大正9年に鳥取高等農学校として
地域社会に貢献することを目的に創設以来、今日まで80余年の歴史を
刻んできました。この間、学科の新設、統合、再編整備を経て地元は
もとより、広く世界に貢献する農学部に発展し、多くの研究成果とともに
有能な人材を輩出してきました。
本学部は4年制の生物資源学科と6年制の獣医学科の2学科で構成
しています。生物資源学科は理論とともにフィールド重視の実践教育を
通じて豊な人間性と幅広い視野を持つ創造性ある人材の育成に努めて
います。獣医学科は、基礎から応用、臨床まで獣医師に求められる高い専門性とともに動物と人間の福祉
に貢献できる人材の育成を目指しています。
本学部での実践的教育研究を推進するため附属研究施設としてフィールドサイエンスセンター、
菌類きのこ遺伝資源研究センター、動物病院及び鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターを有して
おり、さらに全国共同利用施設の鳥取大学乾燥研究センターとも深く関わっています。
【講座】生物資源科学、国際環境科学、基礎獣医学、病態・予防獣医学、臨床獣医学
●地域学部(Faculty of Regional Sciences)
地域に学び、地域に還元する、21世紀の「地域」をになうキーパーソンを養成する
★地域政策学科 ★地域教育学科 ★地域文化学科 ★地域環境学科 
「地域」とは、人々が生活している空間の広がりと、その広がりの中で
展開されている社会関係を意味します。ですから、内容も規模も様々な
地域が存在し、その全体が世界を形成していることになります。今日、
私たちが生きていくうえで解決を迫られている問題の多くは、この地域
をベースとして考えられるべきです。
地域学部では、地域の公共課題を環境、文化、教育および政策の
四つの視点から教育・研究し、真の意味での人間的な豊かさを探求し
ていくとともに、地域の維持可能な発展を担うキーパーソンを養成
します。
【講座】地域自治論、発達科学、地域文化形成論、共生型環境学、公共政策学、学習科学、
地域文化構造論、循環型環境学
●医学部(Faculty of Medicine)
生命の尊厳を重んじ、創造性豊かな医療人と生命科学者を養成する
★医学科 ★生命科学科 ★保健学科

鳥取大学医学部は、少子高齢化が全国でも比較的早く進行している
山陰地区に位置しています。その地域特性を生かし、21世紀にふさわし
い保健、医療、福祉及び生命科学の理論を教授し、これを実践できる技
能を身につけさせます。そして、この教育の実践のなかで、生命の尊厳を
重んじ、限りない人間愛を身につけるとともに、地域社会のみならず、国
際的に貢献できる個性輝く創造性豊かな人材の養成を目指しています。
【講座】機能形態統御学、社会医学、統合内科医学、感覚運動医学、基盤病態医学、
病態解析医学、器官制御外科学、分子細胞生物学、生体情報機能学
・看護学専攻/基礎看護学、母性・小児家族看護学、成人・老人看護学、地域・精神看護学
・検査技術科学専攻/生体制御学、病態検査学
●工学部(Faculty of Engineering)
社会と人間をつなぐ『技術』で新時代をクリエイト 豊かな自然と教育環境が育む世界を拓くエンジニア
次代に柔軟に対応できる『技術』と『感性』をもった人材の育成
★機械工学科 ★知能情報工学科 ★電気電子工学科 ★物質工学科 ★生物応用工学科
★土木工学科 ★社会開発システム工学科 ★応用数理工学科
科学技術の先端化に伴い、高度な知識と鋭い感性を持った技術者・
研究者が求められています。そこで鳥取大学では『知と実践の融合』を
理念に掲げ、幅広い教養の上に深い専門知識を持ち、問題発見・解決
能力と実践力を兼ね備えた人材を養成することを目指しています。
工学部は8学科体制の教育研究組織で、ものづくりから環境科学や
ソフトウエアまで非常に幅広い分野をカバーしていますので、志願者は
必ず望みの分野を発見できます。
大学評価・学位授与機構から高い評価を受けた工学教育システムで、入学生に高付加価値をつけて
実社会に送り出しています。また、新時代の要請に応えた最先端の研究成果を通して、人類の平和と
福祉の向上に貢献しています。
【講座】材料工学、知能制御工学、電子情報制御、精密合成化学、生物機能基礎学、建設工学、
応用システム工学、数理力学、設計生産工学、計算機工学、電気電子システム、機能材料化学、
生物反応工学、海洋建設工学、社会開発工学、数理応用、エネルギー工学、知識工学、
電子物性デバイス
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●大学院
★教育学研究科 ★医学系研究科 ★工学研究科 ★農学研究科 ★連合農学研究科
その他
★20余りの・研究施設・附属機関・センター

国立大学法人 鳥 取 大 学
〒680-8550 鳥取市湖山町南4丁目101
TEL.0857-31-5061 http://www.tottori-u.ac.jp/
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(追伸!)当社長男が無事、大学院を卒業しました。有り難うございました。
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